ゲーミングモニターとテレビの違いとは?使い方や代わりに使う時の注意点も徹底解説

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テレビとゲーミングモニター、どちらでゲームをプレイしていますか? 一見どちらも同じ「映像を映すディスプレイ」ですが、実は性能や用途に大きな違いがあります。この記事では、ゲーミングモニターとテレビの違いをわかりやすく解説し、ゲームを快適に楽しむための選び方を紹介します。また、「モニターでもテレビ番組は見れるの?」「テレビをゲーム用に使っても大丈夫?」といった疑問にも答えます。これを読めば、自分のライフスタイルに最適なディスプレイがきっと見つかります。

ゲーミングモニターとは?基本スペックと特徴

ゲーミングモニターとは、その名の通りゲームプレイに特化したディスプレイです。主にパソコンやゲーム機(PS5、Xbox、Nintendo Switchなど)を接続して使用されます。最大の特徴は、映像の滑らかさと反応速度に優れている点です。

特に「リフレッシュレート」と「応答速度」は、ゲーム体験を大きく左右します。たとえば、FPS(シューティング)や格闘ゲームなどでは、わずかな遅延が勝敗を分けることもあるため、ゲーミングモニターが選ばれるのです。

リフレッシュレート・応答速度とは何か?

リフレッシュレートとは、1秒間に何回画面を更新できるかを示す数値で、単位は「Hz(ヘルツ)」です。
一般的なテレビは60Hzですが、ゲーミングモニターは144Hz、240Hz、さらには360Hzのモデルも存在します。

応答速度は、画面上の色が変化する速さを表し、単位は「ms(ミリ秒)」。これが速いほど、残像が少なくスムーズな映像になります。

ゲーマーがモニターを選ぶ理由

プロゲーマーやeスポーツプレイヤーがモニターを好むのは、正確なタイミングと入力反応が得られるからです。テレビでは映像処理が入るため、どうしてもわずかな「遅延」が発生します。一方、モニターは処理がシンプルで、即時反応に優れる点が強みです。

テレビの特徴と最新機能の進化

テレビは、映像コンテンツの視聴に最適化されたディスプレイです。大型画面で映画やアニメを楽しむのに最適で、最近では4K・8K対応、有機ELパネル、HDR(ハイダイナミックレンジ)といった高画質技術が搭載されています。

テレビの画質技術(HDR・有機ELなど)

特に有機EL(OLED)テレビは、黒の表現力が非常に高く、映画やアニメの鑑賞に最適です。
また、HDR対応モデルでは、明暗差の再現性が優れており、よりリアルで立体感のある映像を楽しめます。

ただし、これらの機能は映像美を重視した設計であり、反応速度や入力遅延はモニターより劣る場合があります。

映像遅延(入力遅延)とゲーム体験への影響

テレビでゲームをすると、ボタンを押してから画面が反応するまでの時間にラグが発生することがあります。
最近では「ゲームモード」が搭載されたテレビもあり、遅延を抑える工夫がされていますが、やはりゲーミングモニターのほうが速いというのが現実です。

ゲーミングモニターとテレビの主な違い

項目ゲーミングモニターテレビ
リフレッシュレート最大360Hz60~120Hz
応答速度1ms前後5~10ms
入力遅延非常に少ないやや多い
画質ゲーム向け(鮮明)映像向け(自然)
スピーカー搭載されていない場合も多い標準搭載
サイズ24~32インチが主流32インチ以上が主流

このように、どちらが優れているかは用途次第です。
「競技的なゲーム重視」ならモニター、「映画やドラマ中心」ならテレビがおすすめです。

テレビでゲームはできる?「見れる」「使える」条件とは

多くの人が疑問に思うのが、「テレビでゲームは見れるの?」「ゲーミングモニターの代わりにテレビを使えるの?」という点です。結論から言えば、テレビでもゲームはプレイ可能です。しかし、快適に遊ぶためにはいくつかの条件を満たす必要があります。

HDMI・リフレッシュレート・遅延設定のポイント

まず最も重要なのは、HDMIポートのバージョンです。
最新のゲーム機(PS5やXbox Series Xなど)はHDMI 2.1に対応しており、これにより4K/120Hz出力が可能です。
古いテレビだとHDMI 1.4や2.0にしか対応していないこともあり、その場合は60Hzまでしか出力できません。

また、テレビの設定で「ゲームモード」や「低遅延モード」をオンにすることで、入力遅延を最小限に抑えられます。
この設定を見逃すと、どんなに高性能なテレビでも操作がワンテンポ遅れることがあるので注意が必要です。

コンソール(PS5・Switch・Xbox)との相性

  • PS5:HDMI 2.1対応テレビを使えば4K/120Hzでプレイ可能。
  • Switch:1080p/60Hzまでの出力なので、テレビでも問題なし。
  • Xbox Series X:PS5同様、HDMI 2.1対応テレビで真価を発揮。

ただし、Switchを使う場合はテレビの遅延よりもドック接続の安定性を意識するとよいでしょう。

ゲーミングモニターをテレビ代わりに使う方法

最近では、「テレビを持たずにゲーミングモニターだけで生活したい」という人が増えています。特に一人暮らしの方や、デスクスペースを節約したい方に人気です。
ここでは、モニターをテレビ代わりに使う方法を紹介します。

モニターにチューナーがない場合の対応方法

多くのゲーミングモニターには地上波チューナーが内蔵されていません。
しかし、次のような方法で簡単にテレビ番組を見られます

  • 外付け地デジチューナーを接続する
    → HDMIケーブルでモニターにつなぐだけでテレビ視聴が可能。
  • 録画機能付きレコーダー(ブルーレイ等)を使う
    → チューナー内蔵型のレコーダーを経由すれば、録画・視聴どちらもOK。

この方法なら、モニターでも完全にテレビの代わりになります。

Fire TV StickやChromecastを使ってテレビ番組を視聴する方法

もし地上波放送にこだわらないなら、ストリーミングデバイスを使うのがおすすめです。
たとえば:

  • Amazon Fire TV Stick
  • Google Chromecast
  • Apple TV

これらをモニターのHDMIポートに挿すだけで、Netflix・YouTube・TVer・ABEMAなどの配信サービスが視聴可能です。
特にTVerやABEMAは地上波番組の見逃し配信もあるため、実質テレビ代わりになります。

どちらを選ぶべき?利用シーン別おすすめ

「結局、ゲーミングモニターとテレビどっちがいいの?」という質問に対しては、用途によって答えが変わります。

ゲーム中心の人におすすめの選び方

タイプおすすめ機種理由
FPS・TPSゲーマー144Hz~240Hz対応ゲーミングモニター反応速度・描画速度が最重要
格闘ゲーム・音ゲー応答速度1ms以下モデルタイミング精度が高い
PCゲームプレイヤーWQHD/240Hz以上高解像度と滑らかさを両立

ゲーム体験を極めたいなら、やはりゲーミングモニターが圧倒的に有利です。

映像視聴中心の人におすすめの選び方

タイプおすすめ機種理由
映画・アニメ鑑賞有機ELテレビ色再現性と黒の表現力が高い
家族・リビング中心大画面4K液晶テレビ視野角が広く共有しやすい
ゲーム+動画両立120Hz対応テレビゲームにも映像にも対応可

「大画面でゆったり映画もゲームも楽しみたい」なら、テレビが最適です。

コストパフォーマンスの観点から比較

比較項目ゲーミングモニターテレビ
平均価格帯約2~5万円約4~10万円
消費電力省エネ(30~60W)高め(80~150W)
寿命約5~7年約8~10年
メンテナンス少なめ定期的な清掃・設定必要

初期費用を抑えたい人にはモニター、長期的に映像品質を求めるならテレビが向いています。

おすすめのゲーミングモニター

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Pixio(ピクシオ)は、米国発のゲーミングアクセサリーブランドで、日本ではHamee株式会社が総代理店を務めています。
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Pixio製品は、ベゼルレス設計によるスッキリとしたデザインと、
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ASUS ROGシリーズ

ASUSのROG(Republic of Gamers)シリーズは、高い耐久性と冷却効率を誇るハイエンドモデルです。
特に「ROG Swift PG27AQN」は360Hzの超高速リフレッシュレートに対応し、長時間プレイでも安定した動作を実現します。

BenQ MOBIUZシリーズ

BenQのMOBIUZシリーズは、独自のEye-Care技術で目の疲れを軽減しながら、
鮮やかな映像表現を実現する高寿命モデルです。
「EX2710U」などの上位機種は、4K+144Hzに対応し、長期的な使用にも耐える高品質設計となっています。

LG UltraGearシリーズ

LGのUltraGearシリーズは、有機EL(OLED)からIPSモデルまで幅広いラインナップを展開。
特に「27GR95QE-B」は、OLED特有の美しい発色と高リフレッシュレートを両立し、
焼き付き防止機能を搭載するなど、長期利用に配慮された設計が魅力です。

まとめ

ゲーミングモニターとテレビは、どちらも一長一短があります。反応速度や滑らかさを求めるならゲーミングモニター、迫力ある映像体験を重視するならテレビが最適です。また、Fire TV Stickなどを使えば、モニターでもテレビ番組を見られるため、使い方次第で代用も可能です。自分が「何を重視するか」を考えることで、最適な選択が見えてきます。ゲームも映像も快適に楽しみたいなら、用途に合ったディスプレイを賢く選びましょう。

ガジェットとゲームが好きで、気になるニュースを自分の言葉でまとめています。
誰でもわかりやすく、読んで役立つ記事を書くことを目指しています。

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