Bungieは、開発中の新作FPS『Marathon』のクローズドテクニカルテスト(CTT)を10月22日から実施すると発表した。実施期間は2025年10月22日10:00(PT)から10月28日10:00(PT)までで、北米およびヨーロッパ地域のプレイヤーを対象としている。対応プラットフォームはPlayStation 5とXbox Series X。

今回のクローズドテクニカルテストは、アルファフェーズ以降に改善を重ねた最新ビルドを用いた技術検証が目的とされている。テストでは3つのマップ、5種類のランナーシェル(プレイヤーキャラクター)、近接チャット機能などが体験可能で、ゲームバランス調整や接続安定性の検証が主な焦点となる。開発チームは「初期プレイヤー体験を確認する限定的な構成」であると明記しており、製品版とは仕様が異なる点に注意が必要だ。
応募受付はBungie公式サイトを通じて10月13日10:00(PT)から開始され、締切は10月16日16:00(PT)。参加希望者はSteam経由の申請フォームから応募可能だが、過去のアルファテスト参加者であっても自動招待は行われず、改めて申し込みが必要となる。また、NDA(機密保持契約)が適用されるため、参加者はテスト中の映像・画像・内容を外部に公開することを禁じられている。
推奨環境としては、Intel Core i5-6600以上のCPU、GeForce GTX 1050 Ti以上のGPU、8GB以上のRAMを備えたPCが想定されている。今回のテストは限定地域での技術検証を目的としており、日本を含むアジア地域からの参加は現時点で対象外とされている。
『Marathon』は、Bungieが開発中のエクストラクション系FPSで、PvPvE要素を含む新作タイトルとして注目を集めている。プレイヤーは“ランナー”として未知の惑星を探索し、ミッション遂行と脱出を目指す。テストで得られたフィードバックは、今後の開発やバランス調整に反映される予定だ。
Bungieは今後、クローズドテスト終了後に開発進捗と改善内容を公表するアップデートを予定しているという。テスト期間中のデータ収集とプレイヤー意見が、正式リリースへ向けた重要な一歩となる。