Battlestate Gamesは、ハードコア抽出型FPS『Escape from Tarkov』のポストローンチDLC第1弾「Scav Life(スカヴ・ライフ)」を正式発表した。本DLCは、2025年内に予定されているバージョン1.0正式リリース後の追加コンテンツとして開発中で、リリース時期は2026年頃を目安としている。

「Scav Life」はタイトル通り、これまで主にNPCや副次勢力として描かれてきた“Scav(スカヴ)”の視点に焦点を当てる拡張内容となる。プレイヤーがScavとして活動を深めることが可能になり、関連するストーリー、クエスト、あるいは専用の経済・派閥システムが導入される可能性が高いと報じられている。
開発者コメントによると、本DLCは「エンドゲーム体験の拡張」を目的としており、複数の分岐エンディングや大規模イベントの導入も視野に入れているという。これにより、従来のPMC(Private Military Company)中心のゲームプレイとは異なる、Scav社会の生態・文化を掘り下げる新たな体験が期待される。

現行対応プラットフォームはPC(Steam/Battlestate Launcher)だが、DLC開発と並行してコンソール版展開にも取り組んでいることが明らかにされており、マルチプラットフォーム化が進む見込みだ。
ただし「Scav Life」はまだ開発初期段階であり、価格・詳細仕様・正式発売日は未公表。開発チームは「コミュニティの声を反映しながら設計を進める」と述べており、今後の進捗報告が待たれる。
SNS上では、ファンから「プレイヤーScav専用のキャリアシステム」「Scav装備のカスタマイズ」「Scavレイドの常設化」などへの期待が寄せられている。今回の発表は、『Escape from Tarkov』がポストローンチ戦略の第一歩を踏み出したことを示すものといえる。